■仕事帰りに木挽町。三谷かぶきの千穐楽を幕見してきました。残業のない日でよかった。初日、中日あたり、千穐楽と、この芝居を見るのはさーんかーいめ!(←アンガールズ田中の声で読んでください)です。なんかこう、芝居好きの人みたいですね。
■登場人物全員がなにかしら取り乱している本作。芝居に限らず物事というものは、時に、ハタから見てると滑稽なほどにしっちゃかめっちゃかだったり、みっともないくらいドタバタしたりするもんだけど、まあ乗り切っちゃえてしまうこともあるわけだから、とりあえずがんばろう、という前向きな感想をおれは勝手に抱くなどしました。いけませんか。
■莟玉もいいけど、鶴松もいい。あの、すっきりしてるというか、さっぱりしてるというか、そういう演じ方。
■あと終盤、「劇中劇(四の切)」→「劇(本作)」→「リアル(カーテンコール)」の境界が微妙にあいまいになりつつ推移していくような感じが好きでした。四の切を見ているとき、われわれ歌舞伎座の観客は、同時に蓬莱座の観客でもあったのかもしれない運転。
■四階からの長い長い赤い階段を降りて劇場を出ると、「十二月大歌舞伎」「四日初日」の垂幕。師走ももうすぐですが、外套のいらない気温で過ごしやすかったですね。
■大橋トリオは、せーの、半蔵商店でございます。
■こ、今週もそれなりに忙しかったのです。金曜などは5時過ぎに家を出て、6時15分に会社に到着して、昼メシもチョコバーで済ませて、12時間くらい働いてましたね。
まあ月曜は有休とってたから仕事が溜まってたってのはあるので文句は云えない、んだけどもそれにしても忙しかった気がする。
■なので今日はその反動で、朝6時に家を出て、『木梨の会』聴きながらウォーキングして、茗荷谷から神楽坂→飯田橋→九段→番町→紀尾井町→赤坂→青山→渋谷と歩きました。ここまでで16000歩くらい。
そしてその後もあちこちウォーキングしつつ、スタバのホワイトマカダミアチョコドーナツ食べたり、ごく普通のそば屋でごく普通の天ざるとごく普通の熱燗一合を発注したり(この「ごく普通」がいい)、ゲームセンターで『上海』やったり、喫茶店でコーヒー飲みながら阿川佐和子訳の『ウィニー・ザ・プー』読んだり、久しぶりにカリーアップ行ってカレー食べたり、その合間合間にラジコで『シン・ラジオ』やら、『デイジー・ホリデイ』のテイトウワ回やら、『TOKYO SPEAK EASY』の関根勤回やらを聴いたりするなどして、人間性を取り戻しました。
万歩計によると、きょうは計55993歩、32.2km歩いたようです。ふむ。久々の五万歩台。帰宅して、井村屋のたい焼きアイスを食べました。
■あちこち歩いてあれこれ食べる(「食べ歩き」という意味でなく)ってのが大事だな、と勝手に思ってはおります。
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■あ、帰り際、家の近所で、幼稚園ぐらいの子と乳母車の赤ちゃんを連れたパパとママが、歩きながらまあまあガッツリめの夫婦げんかをしてるのを見かけました。
ママの方は、おれの耳に入っただけでも5回は「もう来ないで」というフレーズを繰り返してました。いろいろあるよね。
■先週金曜の夕方から今週月曜までは、ずっと23区内をうろちょろウロチョロしておりました。いろんなところ行ったので、電車代が総額で五千円かかりました。笑
■どこに行ったかいちいち書いてるとキリがないので一つだけ書きますと、木挽町、『歌舞伎絶対続魂』です。二回目です。このタイトルの漢字の並びだけは、もうちょっとひねる余地がないこともなかったのではないかと思わなくもないかもしれない運転の今日このごろではありますが、それはさておき。
おれは三谷幸喜についてほとんど知識が無いので、思っちゃったことをテキトーに書きますが、この芝居は三谷幸喜がこれまでの演劇人生において遭遇した困った人+困ったトラブルを総登場させたベスト盤なのかもしれないですね。なんとなくそう思った。
■終盤のシーンは、なんというか修羅場をくぐり抜けた後の一抹の寂しさ、みたいなのが表現されてるよなあ、と思います。トラブルなんて無いに越したことはないのに、トラブルの最中は妙にお祭り感を感じたり、トラブルを片付けた後は妙に寂寞感が漂ったり、そういうことあるよね。
荒法師トリオと、ダブル亀井六郎と、静御前がこの日も良かったです。
■で、芝居の帰りに「てんや」に寄って、天ぷら盛り合わせと熱燗を発注しました。
なぜ天丼でなく天ぷら盛り合わせなのかというと、夜に米粒と味噌汁で胃袋をたぷたぷにしたくなかったのです。めずらしく、この晩はそういう理性的な判断ができました。
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■先週末は、『人生最高レストラン』清水ミチコ回を駆け込みTVerしました。清水ミチコが土曜夜23:30のテレビ番組に出ることは、『夢で逢えたら』を思い出させます(←直訳っぽい文章)。
番組内でも云われてたけど、紹介したメニュー三品が全部麺類だったのが面白かったです。とりあえず麻布十番の「更科」にはそばを食べに行ってみようと思います。どの「更科」かは、さっそく忘れましたが。
■先週は先週でしんどかったけど、今週は今週でしんどかったのです。ようやく今週が終わった。やれやれ。
帰宅して、麦酒を飲みながらブルーチーズをつまみ、先週の『A-Studio+』バッテリィズ回を駆け込みTVerしました。
■そして、11/17の月曜は有休をとったので、この週末は三連休です。官製の三連休ではなく、インディーズ三連休です。手作り三連休です。
■A-Studioは「ずっと根拠のない自信で生きてきた」というエースの言葉が印象に残りました。
根拠のある自信、ってのは根拠がなくなったら自信もなくなっちゃいますが、根拠のない自信ってのは、そもそも根拠がないので、根拠がなくなりようがない。これは強い。
A-Studioのこの回を見て、「嗚呼、いまのおれに足りないのは、この"根拠のない自信"だ」と思ってしまった人は多いのではないか。おれもそうです。
■おれ個人としては、『ほぼ日』を毎日チェックするという習慣がなくなって、もう干支が一回りほど経ちますが(だって、なんだか通販サイトみたいになっちゃったからさ…)、糸丼さんが本日で77歳だそうです。喜寿です。めでたいですね。
もひとつおれ個人の話を書くと、'00年代に「'80年代がマイブーム」だったんですね。そのころに『萬流コピー塾』の単行本を一式そろえたのですが、『基本篇』だけ無くしてしまったんですね。でも先日、基本篇を無事買い直すことができました。よかった。
■それはそれとしてですよ、先ほど日本酒を一合飲みました。その状態でパックマンをやったら、テキメンにスコアが低いのな。アルコールで認知能力が低下して、一万点すらロクに届かない。
飲酒運転をしてはいけない、ってのは当然のことですが、身をもってよく分かりますなー。